| ■ ダイカストマシン／周辺設備 |
| ダイカストマシン |
構造は、型締め部、射出部、押出し部からなり油圧式が一般的。射出部は窒素ガスを使用したアキュムレータ
ー装置を持っており、油圧で圧縮されたエネルギーを利用している。 |
コールドチャンバー
ダイカストマシン |
高融合金（アルミニウム）などに使用されるダイカストマシン。ダイカストマシンに溶湯を注湯する装置を備えている。
大型の製品を鋳造することが可能。 |
ホットチャンバー
ダイカストマシン |
低融合金（亜鉛や鉛）などに使用されるダイカストマシン。保持炉と射出部が一体に構成されており溶湯が酸素
に触れない。また溶湯温度も一定に保つことができる。 |
| 型 締 め 力 |
金型を締め付ける力。この大きさがダイカストマシンの大きさとして呼ばれる。 |
| トグル機構 |
機械的倍力機構の一種で、リンクを使って型締め力を増大させる働きをする。 |
| プランジャーチップ |
射出装置の先端部にある溶湯を押し出す専用部分。プランジャースリーブと対になっている。 |
| プランジャースリーブ |
溶湯は円筒状をしたスリーブ内に充填されプランジャーチップで押し出す。スリーブ内を通り溶湯が金型内に送り込
まれる。プランジャーチップと対になっている。 |
| グースネック |
ホットチャンバーダイカストで、メルティングポット内のスリーブから押し出された溶湯を立ち上げる管。もしくは通路。
その形状からグースネックと呼ばれる。 |
| ノ ズ ル |
ホットチャンバーダイカストで、射出された溶湯をキャビティに流し込む為の金型接続用の管。 |
| メルティングポット |
ホットチャンバー用の溶解用鍋で、ダイカストマシン射出部と一体になっている。 |
| 溶 解 炉 |
溶解や保持の仕方により定義は異なるが、耐火レンガできた溶湯を溶解し保持している炉。材料を補充しても
溶湯品質が劣化しないメリットがある。 |
| る つ ぼ 炉 |
鉄や黒鉛でできた鍋状の炉。材料を補充すると溶湯品質が劣化する欠点もあるが、小型で経済的である。
集中溶解炉の保持炉として使用されることが多い。 |
| 集中溶解方式 |
専用の大型溶解炉で溶解と沈静化した溶湯をダイカスト機の手元にある保持炉に運搬し補充していく溶解方式。 |
| 離 型 剤 |
溶湯が金型に焼付くのを防止し型離れをよくするために使う溶剤。金型温度、製品品質に著しく影響し、金型に
１サイクル毎にスプレー塗布する。一般的に水溶性が多く使用されている。 |
| プランジャー潤滑剤 |
プランジャースリーブおよびチップの摺動部分に塗布する潤滑剤。水溶性、油性、粉体などがある。多すぎると潤滑
剤そのものや、潤滑剤が燃焼発生したガスが製品に混入する恐れがある。 |
| フラックス |
溶融金属から酸化物や好ましくない物質を脱ガスまたは除去するために使われる粉末。またはその行為を指す。 |
| ド ロ ス |
溶融金属の酸化生成物。 |
| 鋳 ば り |
金型の分割面または中子の合せ部分などに発生する余分に張り出した薄い金属片をいう。 |
| フ ラ ッ シ ュ |
鋳ばりの程度のひどい現象。金型分割面から鋳ばりが吹き出す様子をいう。 |
| ト リ ミ ン グ |
ダイカスト鋳物から、鋳ばり、湯道、その他不要な部分を取り除くために行われるプレス抜き工程のこと。 |
| ショットブラスト |
金属の小球を遠心力や圧縮空気を利用して被加工物に投射して、鋳ばりやかえりなどを除去する方法。 |
| バ ン ド ソ ー |
帯鋸を使用して金属を切断する機械。 |
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